2010年04月16日

一番大切なスキルは自分の信念を持ち納得するまで目の前にいる相手と議論していく力

みなさん、こんにちは!

イングリッシュビタミン代表で日米異文化コンサルタントの
八巻ルリ子です。

今日のトピックは「一番大切なスキルは自分の信念を持ち納得するまで目の前にいる相手と議論していく力」です。

シリコンバレーで私が起業を通して学んだことを少し述べます。

もちろん、今日のトピックの前には以下の当たりの前提条件はあります。

@人種、国籍、性別、年令に関係なく公平に労働の機会がある。
(仕事を遂行する力があるのは当たりまえ)
A個人・チームプレイの両方ができる。
Bトップからボトムまでオープンに議論する環境がある。
C気持ちが・感じが良いコミュニケーションが持てる力。

起業するに当たっては信念を持ち納得するまで目の前にいる相手と議論していく力が一番必要だと思います。

そうでないと創設者である人は適切な人材を会社に連れてこれないと思います。

これは場所は問いません。シリコンバレーであれ、東京であれ、ロンドンであれ、北京であれ、ブラジルであれ、これが一番大切なスキルだと思います。

起業するに当たってはまずベーシックな価値観を共感し同じ目的を持った仲間を捜さなければいけません。

それが時には友達であったり、前職の仕事仲間であったり、
VCやエンジェルであったりします。

その時に明確なビジョンと自分自身の確固たる信念を持っていないと良い人材は自分の回りには集まりません。

またオペレーションに入り人を雇うことになった時にも正確に
会社の目指しているところを説明しなければいけません。
日本人は深く、深く、議論することに慣れていないせいかこの辺がとても難しいみたいです。

英語がもの凄くできても人と深く議論することがとても疲れるのだそうです。考えてみれば当たりまえかも知れません。
小さなころからの教育にそれが含まれていないのですから。

そしてどんな報酬がありどんなベネフィットがあるかなども
当然ながら話しあいます。

私の経験では日本の企業に就職した場合、給料の交渉などないのだと思います。私は28才で富士ゼロックス社に中途採用を決めましたが給料の交渉などありませんでした。今でもあまり給料の交渉は日本企業ではあまりないのではないでしょうか。

シリコンバレーでは日本と違い優秀であればあるほどいろいろな質問をしてきます。給料が安ければそれをあげる余地はあるか、またはそれ以外の報酬などどんなことがアレンジできるのかなど。

また、働きだした後にもベネフィットに対する要求をエスカレートしたりする場合もあります。

難しいのはスタートアップの会社にあまり資金がない場合です。
資金がないということは致命的にもなる可能性があります。
ですから適切な額の資金を集めるのは一番大切なことです。

しかし起業のなかには友達とはじめてしまう場合もあります。
楽しそうだからはじめてしまうのです。私のイングリッシュビタミンの場合はこの部類に入ると思います。一人の日本人駐在員妻が同じ駐在員の仲間を助けたい一心でいろいろはじめて今では総合英語教育、日米異文化トレーニング、メデア事業部があるのです。
イングリッシュビタミンは経済的目的ではなく、社会的目的に発生した会社です。

これからの時代はこの社会的起業がますます増えるようにも思います。しかしどんな起業の局面にも明確なビジョンがあり、それに向ったソリッドなビジネスプランがあり、トップにいる代表に強い魅力があり、将来自分がその会社で活躍できるチャンスがあるのだと相手が信じればシリコンバレーにいる人は懸命に働いてくれます。

ある程度市場並の報酬がだせれば中小企業にも人は集まります。

日本から中小企業がシリコンンバレーに進出する際には英語力がとても高い人をまず選ぶのではなく、会社のミッションを深く理解し強い信念とパーソナリティを持っている方を選出するべきです。そして深く適切な議論する力を持っている人。

そして現地では日本人ではなく必ず違う国籍のかた、アメリカなのでアメリカ人が理想ですが、アメリカやシリコンバレー文化、起業を理解している人ならば何人でもいいと思います。

しかし、日本人はダメです。
日本人とだけ働いているのではシリコンバレーの空気が読めません。日本人と働きたいならば日本で日本語を話して下さい。

そして自分より優秀な現地の社長を雇い彼からシリコンバレーでの
ビジネスを教えてもらうといいと思います。

私もそうしました。ダニエルにマイク。厳しいダニエルにとっても
優しいマイク。この二人にシリコンバレーで働く意義を教えてもらいました。

この二人に深く、深く、話し合い、議論し、納得し、自分をハッピーにするシリコンバレー式ビジネスオペレーションを学びました。日本で生まれ育った私には時には面倒なときもありましたが今ではこれが身につき、この深く、深く、考え議論しないと気持ち悪くなりました。

日本人のように一方的に話を聞き、従順に仕事をする人は、ここ
シリコンバレーでは無知だと思われます。ですから自分の立ち位置を明確にし自分だけで分からないことは正直に働く仲間に相談し
助けてもらうことをお薦めします。

会社を開設する時に日本人のコンサルタントや会計士にサポートをお願いするのはありです。そして特にありなのが、現地の社長を選ぶときは日本人でも何人でもいいので適任者を選んでいくのに全ての人の手をかりましょう。最後は赴任する自分が選ばなければいけないのですが、その手伝いは多いにしてもらいましょう!

そして普段の社内のオペレーションは絶対に多国籍軍で行なうべきです。

そうしなければいくら英語のレッスンや日米異文化のトレーングを受けてもそれを実践する場所がないのではシリコンバレーにいる意味がありません。

そしてどんなに優秀な日本人であれ、アメリカに生まれ育ち教育を受けた人にはなかなか勝てません。アメリカで起業するならばアメリカ人を。日本で起業するならば日本人を。これが基本だと思います。

はじめはとても厳しい茨の道になるでしょう。
言葉の習慣も教育もしつけも違う国に行くのですから。
そしてその国に飛び込んでいくのですから。
でも絶対に逃げないで下さい!
この厳しい道をお薦めします。

あなたの成長、そして

20年後の自分の会社の成長を願うならば絶対にそうするべきです。




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