2010年11月29日

就職氷河期:人と同じことをしていては就職できない!

みなさん、こんにちは!

イングリッシュビタミン代表で日米異文化コミニュケーションコンサルタントの
八巻ルリ子です。

今日のトピックは「就職氷河期:人と同じことをしていては就職できない!」です。

先ほど私の親友で大学教授の友達からメールがありました。

その内容は、
この日本を再生するには若い人たちに希望を持ってもらうしかない。
そのためには日本の横並び教育を受けてきた若者の意識を改造しなといけない。
就職活動で痛めつけられている若い人をどうしたら元気にできるか、それが私の
目下の課題。

みなさんはこの問題についてどう思いますか?

私の意見はこうです。

まずは今は時代の転換期だということを若い人に理解してもらうことが大切だと思う。そして今の日本の大学にいては将来は切り開けないことも理解するべきだと思う。日本の大学を早く卒業してアメリカの名門大学院に進学し専門職としての道を切り開いた方が今日本の大卒で
就職をきめている学生たちと同じくらいまたはそれ以上の未来が待っているはず。

アメリカの大学や大学院で学べば世界のエリートを輩出している教育システムを体験しながらアジア圏の優秀な学生たちと出会える。そうすれば彼らの考えていることすなわち文化習慣なども理解することができるチャンスもある。厳しい学びの場でお互いに切磋琢磨しながら成長できる。このくらいしなければ日本の優良企業にも就職できなくなります。

後5年もすれば日本企業にはかなりの割合、下手をすれば3割くらいまでの比率で外国人社員が働くようになります。彼らの言語能力(母国語、日本語、英語)や専門職としてのスキル、自分から動く力は学ぶべきものがあります。日本人のお勉強だけができ素直な良い子である大卒者には見られないような優秀な専門性を持った外国人が普通に日本企業で働くようになる。

そういった人材が多様化されている企業では楽天などスーパー日本企業と違い
社内の英語化を義務づけるなどといわなくても自然に社内文章は全世界で共有できるように
英語、そして日本のオフィスでは日本語が話され、中国では中国語、タイではタイ語、オランダでは
オランダ語、アメリカでは英語、ブラジルではポルトガル語が使われているはず。

日本の教育システムのみであがってくると世界の土俵にも入れない。たとえ英語ができたとしても
それだけでは土俵のなかで勝負するまでの力には及ばないということを理解しなければいけない。
去年早稲田のビジネススクールで会計学を教えていた外国人講師がこう言っていた。
「日本はどうして英語、英語、英語、と英語教育にだけ力を入れているみたいだ。ばかげているよ。専門職以外は仕事がないのが現状なのに。英語ができるだけでは仕事はみつからないよ。」その通りです!

ある意味就職が世界戦になった今は実はとても大きなチャンスです。だって高い専門スキルを身につければ日本企業以外にも就職の道は多くあるわけです。何百枚も就職時にエントリーシート
を書くなんてばかなことはしなくてもいいわです。自分に力をつけ自分が望む企業にだけ
就職活動をすればいいのですから。

それに就職難なのは日本の大学生だけではないのだから。アメリカもヨーロッパもそう。中国だってそう。就職ができない多くの4大卒の若い人には同じ理由があると思う。就職ができない学生は世界の情勢をみていないのだと思う。英語圏に住む頭のいい子は(勉強ができるとかではなくて)イギリスのエコノミスト誌、ニューズウイークなどをチェックしている。また親が
確り教育している。食卓で居間で政治のことも経済のことも話す。日本ではそんな風景はある?

そしてまずは人と同じことをしていては目立たない。
だから中国でも韓国でもインドでも優秀な学生はアメリカやイギリスの名門大学や大学院に
留学して自分の専門分野を切り開こうとしている。
もう専門職でないと仕事がない。
ある特定の専門職になるまでには結構時間がかかる。
学歴では博士号が必要になるし。

高い志を持って死ぬほど学び
そして専門性をつけどこの国の企業でも
若い日本人を採用してくれるのだから。
もちろん遊ぶときにも思い切り遊ぶべきです!

これからは専門職としてのスキル、人間力、思考力、表現力が必要な時代。
異文化理解やその活用もとても大切です。
これがこの20年間アメリカ、日本、オランダで学び働いてきた私の意見です。

今日の結論、日本の大学にいては就職氷河期は乗り越えられないです!
posted by EV staff at 19:54| Comment(4) | From Tokyo
この記事へのコメント
英語圏に行けば、片言の英語でも通じる。暮らしてゆける。
完全な英語でなくても、英語環境がととのっているから通用するのである。
英語環境がととのっていれば、そのうちに、英語も上達する。

我が国においては、どんなに英語が堪能であっても就職先に困る。
それは、人々が英語を使わないからである。これでは、暮らしがなりたたない。

日本の学校で6年間英語の授業を受けてもまず話せるようにならないのは、英語環境がととのはないからである。
一歩学校の外に出ると英語を使わないのでは、せっかく習った英語も錆ついてしまう。
日々の学習努力も賽の河原の石積みとなっている。

日本の学生のために英語環境を整えることが、語学力を増すことにつながると考えられる。
それには、英語を我が国の第二公用語にするのがよい。
国民も政治指導者も、英語の使用を日本人のあるべき姿と考えることが大切である。

国際社会において、我が国を代表する政治家にも英語の堪能さが見られない。
日本語のみを使用する社会において、実用にならない言語の学習は空しいばかりである。それにもかかわらず、我が国においては英語教育に名を借りた序列争いばかりが激しく行われている。
英語の学習を民間に奨励するだけでは充分ではなく、英語を習得したことに対する国家の強力な報奨(incentive)が必要であります。
英語を実用の言語とする政治指導者のさきを見据えた努力が大切です。
たとえば、公務員採用試験に英語の能力にすぐれた人物に優遇処置を施すなどの法的裏づけなどが効果的でありましょう。

英米人には、手先・目先の事柄に神経を集中する特技は得られないようである。かれ等は、生涯、歌詠みにはなれないでしょう。
日本人には、英語を使って考えることはきわめて難しい。しかし、これは不可能ではない。全員ではないが、知識人には為せばなる学習であると私は考えています。
わが国民の作る細工物は出来栄えが良い。なおその上、英米流の哲学にも良き理解を示す民族となれば、未来の日本人は鬼に金棒ということになるでしょう。
だから、英語を我が国の第二の公用語とすることには大きな意義があります。実現の暁には、我が国民のみならず、世界の人々に対しても大きな未来が開けることと考えられます。

一見我が国は教育大国を目指しているようであるが、大人の教育はない。つまり、子供が大人になるための教育はない。
我が国においては、教育といえば子供の教育のことを指している。目先・手先のことのみを述べる人は、子供のようである。
大人には考える教育が必要です。一人一人に哲学が必要です。
現実と非現実の間に区別を置くことなく語る人の内容には意味がない。だから、日本の知識人には価値がない。

「感情的にならず、理性的になれ」と国民に訴える指導者がいない。
「国民の感情に反する、、、、、」と言うのでは、主張の論拠にならないが、それのみを言う。
感性 (現実) あって理性 (非現実) なし。我が国は、一億総歌詠みの国にとどまっている。

大学生は入学しても、キャンパスで4年間遊んで過ごすことになる。
無哲学・能天気の大学生は、平和ボケ・太平の眠りの中にいる。
「入学を易しく、卒業を難しく」というような教育方針は現状を観察すれば空しい限りである。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812

Posted by noga at 2010年11月29日 21:06
スウェーデンに交換留学をしている学生です。
私も八巻様と同じような問題意識を持っていましたが、海外に出て初めて、他国の学生との差を痛感しました。
新卒時で国際競争力をある程度備えた学生は東大でも上位10%に満たないと思います。文系でも産学連携で職業教育に力を入れることで、語学のみならず、プレゼン力、コミュニケーション力などを育てる教育システムが出来ないか、もしくはスウェーデンの学生のように、新卒で欧米採用されるように学生を導けないか、というのが現在の関心です。

シリコンバレーには、日本の大学生をインターンとして採用することは検討している所があるでしょうか?
貴社にはエンジニアのみならず、文系学生をアルバイトとして米国で採用する可能性はありますか?
私は来年大学院進学を考えていたのですが、こんなことをしている場合じゃないと思い、来年以降もどうにか日本を出ることを考えています。私のような学生は多いはずです。
Posted by 新垣 at 2010年12月24日 02:14
Nogaさま

この度は貴重なご意見を頂きましてありがとうございます。

またお返事が遅れ大変申し訳ありません。

大筋でNogaさんの意見には賛成です。特に以下の二点には大賛同です。

その1:英語の学習を民間に奨励するだけでは充分ではなく、英語を習得したことに対する国家の強力な報奨(incentive)が必要であります。
その2:一見我が国は教育大国を目指しているようであるが、大人の教育はない。つまり、子供が大人になるための教育はない。

まずは英語習得者に対する報奨について。

すべては国家的にまた建設的に国際化を構築していかなければ何事もうまく回りません。国家からの強力な奨励システムがあることが理想です。しかし今の日本の政治家には日本国を破綻に追い込む力はあってもNogaさんの推奨するようなシステムは構築できません。日本の弱みは横並びの教育が長い間行われてきたため国の総理大臣でさえも他国の国家元首と英語で打ち解けて話すことができない。国の総理大臣が一般庶民なみの教育しかない。この横並びの教育をなんとかしないといけません。このシステムを変えるには20年はかかる。その間黙って待っている訳にはいきません。

私たち国民一人ひとりが自分の持つ全ての力を出しまずは日本社会に貢献できるようにがんばるしかない。大人が額に大汗をかき働きゆるぎない信念を持ち家族、隣人、そして友人を愛おしむ。日本というすばらしい国に生まれたことに感謝する。まずはそこからだと思います。

>>>国際社会において、我が国を代表する政治家にも英語の堪能さが見られない。日本語のみを使用する社会において、実用にならない言語の学習は空しいばかりである。それにもかかわらず、我が国においては英語教育に名を借りた序列争いばかりが激しく行われている。

英語の学習を民間に奨励するだけでは充分ではなく、英語を習得したことに対する国家の強力な報奨(incentive)が必要であります。

次に日本には大人の教育が存在しないことについて。大人に考える力を育てる学びの場が必要。一人ひとりが哲学を持って生きるべき。


この意見にはまさにその通り!
日本人は目先、手先のことばかり述べる。きっと親がそうだから子供もそうなるのですよね。この学校に入学するためには。この試験に合格するためには。こんなことばかりやっていては自分自身を探すことができません。自分のない一人ひとりが哲学を持たなくともよい教育をしてきたしっぺ返しがでているのです。

グローバル時代には自分を持たなければ輝けません。アメリカ、オランダで働いて来た私にはよく分かります。自分を持つ=自分の意見を持つことです。そのためには哲学が必要となります。

現在私たちイングリッシュビタミンが取り組んでいるのは日本に新しい学びの場、Design Your Own Futureを設立するということです。本格始動は来年1月ですが今年4月から正式にスタートします。今はトライアル段階です。

DYOFでは年齢に関係なく常識を超えて自分の未来をデザインするという学校を目指します。以下の3つの理念があります。

Find your character, your philosophy, your expression.
1. Character 人間力:自分の個性を、鍛える。
2. Philosophy 思考力:グローバルに考える力をつける。
3.Expression 表現力:言語や芸術で、表現する。

 自分の個性を鍛えて公私ともにハッピーな人生を生きる。
 自分のフィロソフィーを持ち、ミクロとマクロ(自分と社会、日本、グローバル)で常に物事を考えることのできる能力を持つ。
 自分の言葉でビジュアルエイドも駆使し世の中に自分のアイデアを発信する。

現在は理系の大学生や大学の准教授のみなさん向けにアイビーリーグスタイルのデスカッションを体験学習する学びの場を東京竹橋で提供しています。この活動を通して分かったことがあります。それは日本の若者が内向きになっているのは日本の大人が内向きな人が多いからで若者のなかには将来海外の大学院や研究所で働きたい人がいてグローバルスキルを身につけたい人がたくさんいるということです。ここで学ぶ大学生は将来半永久的に学んでいく人たちなのだと思います。

日本には英会話、ビジネス英語、TOEIC, TOEFLなど今までにあるものしか提供しない英語学校が大半です。これらの学校はNogaさまが仰る目先、手先のことしかみていないような気がします。

なによりも大切なことは自分の天職につきその職業に自分の哲学を合わせ自分のため、家族友人のため、国家のため、世界のためにその天職を全うすることです。自分の願いを自分に近づける力が大切ですよね。

話しは少しそれますが、海外が長い私からみると特に日本で小手先を目指す人が多いのは受験から生まれた文化習慣なのかと感じます。私がシリコンバレーで育ててきた頑張り屋の帰国子女たちは日本の大学に入学し違和感を感じています。日本の大学生はあまり勉強をしないから。うちの帰国生たちは精魂込めて長時間勉強することが体に染み付いています。強い自分を持ち常に目標に向かい学びそして遊んでもいます。この子たちは一生学び続けていくと思います。学びが体に染み込んでいますから。

本当にNogaさまが言われる哲学が必要なのです。哲学があれば学べる。学ぶ力が湧くのです。哲学がなければ何を目指して生きているのか分からなくなります。

>>>一見我が国は教育大国を目指しているようであるが、大人の教育はない。つまり、子供が大人になるための教育はない。
我が国においては、教育といえば子供の教育のことを指している。目先・手先のことのみを述べる人は、子供のようである。
大人には考える教育が必要です。一人一人に哲学が必要です。
現実と非現実の間に区別を置くことなく語る人の内容には意味がない。だから、日本の知識人には価値がない。

Nogaさまが、重ねまして書き込みを頂いたことに心からお礼申し上げます。

イングリッシュビタミン代表
八巻ルリ子
Posted by 八巻ルリ子 at 2011年01月06日 17:23
新垣さん、

はじめまして。
コメントありがとうございました!

私も最近東京竹橋で理系の大学生と大学の准教授のみなさんを対象に
グローバルスキルをつけるゼミをスタートしました。新垣さんの言われる通り
日本を出て学んだり働いたりすることを希望する学生はこれからものすごい勢いで増えると思います。

まずは新垣さんが一番気になっていることからお答えしますね。
シリコンバレーのインターンや弊社でのアルバイトについて。

まずはインターンのポジションについて。

稲垣さんは何かあなたにしかできないスキルをお持ちですか?
シリコンバレーでインターンをするには何かソリッドなスキルまたはコネがなければ無理です。シリコンバレーで日本人がインターンをする場合は通常近隣のスタンフォード大やUCバークレイで学んでいる人が大半だと思います。ソフトウエアを書くことに長けていたり、キュートなiphone用のアイコンをデザインすることができたり、最新のナノテクノロジーの技術を学んでいたりする力が必要です。

またどうして新垣さんはシリコンバレーに行きたいのですか?
どんな目標を持っているのですか?現地に行って成し遂げたいことは何ですか?
どうしてシリコンバレーでないとダメなのですか?

そして弊社でのアルバイトについて。

ごめんなさいね。弊社のシリコンバレー校ではアルバイトは募集しておりません。原則うちで雇えるのはプロの講師のみなのです。 数年前にスタンフォード大学院からインターン生を受け入れましたがこれはこの方があまりにも熱心なので私の方で折れてお世話をしたもので例外です。

実はこのお正月に考えていたことがあります。それは現在竹橋で教育している理系の大学生を数名シリコンバレーにインターンに連れていけるかどうかをシリコンバレーの仲間に掛け合おうということです。そんな時に新垣さんからのコメントを見ました。これも何かの縁かも知れませんね。こちらの進行もブログで紹介していきますのでお楽しみに。

ところでスウェーデンでは新卒で簡単に欧米採用されるのでしょうか? 
日本とスウェーデンの大きな差は大学に進学する人としない人の学力が
はっきりしているのでしょうね。日本のように横並びで誰でも大学に入るのとは違うのよね。大学を出て働く人の仕事とシェフなど手に職をつけて働く人たちのキャリアパスがはっきり分かれているのでしょうね。

私は以前オランダに住み現地企業で働いていたのでなんとなく分かります。

それと東大のトップ10%について。きっと新垣さんの思っている通りですよ。
私の回りには何人も東大の人がいます。その中にはうちのシリコンバレー校でバイリンガルに育った子もいます。彼女でもアメリカのアイビーリーグは怖いと言いますし、東大など日本のトップスクールが海外にデベートに行った際には惨敗です。

私が思うには東大の文系の子たちは頭も良いし、性格も良くほのぼのとした子が多いと思います。でも全体を見て何か問題点を解決したり体で何かを体得したりするのが弱いのかなと思います。あとシリコンバレーとかに来てもただ見学に来たよ〜ンって感じです。本当にのんきです。

新垣さんはこんな彼らに比べれば今の段階に危機感を体感することができて本当によかったと思います。

よく食べて寝て思い切り勉強に励んで下さい。そして時には思い切り遊んで下さい! 自分を信じて進めば必ず道は開けます。

日本に戻ったら竹橋で開催されているグローバルスキルゼミに見学に来てみて下さい。その際は私まで事前に連絡を下さい。
E-mail:info@englishvitamin.com

追伸:
新垣さんはスウェーデンに行かれているのですね。
実は私はスウェーデン料理が大好きで東京にあるリラダーナラというお店に時間をみつけては通っています。
Posted by 八巻ルリ子 at 2011年01月06日 18:11
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