2009年10月03日

オランダにみる「短時間正社員」制度

みなさん、こんにちは!

イングリッシュビタミン代表で日米異文化コンサルタントの
八巻ルリ子です。

数時間前にコペンハーゲンで2016年度の夏期オリンピック・パラレンピックの招致活動の最終プレゼンが行なわれましたがみなさんは
東京のサプライズである15才の体操選手(女子)のスピーチを
聞きましたか?

彼女のスピーチはすばらしく、単調なオバマ大統領のスピーチを
圧倒的に上回っていました。

詳しい私のコメントに興味があるかたはこちらへどうぞ:
http://urawa.englishvitamin.com/
オバマ大統領のスピーチもあります。

さて、みなさんはオランダと聞くと何を思いつきますか?

ワークシェアリング、短期性社員などお聞きになったことは
ありますか?

私は94年、95年とオランダのゼロックス社で国際調達部の
マテリアルアナリストとして働いていました。

簡単に言えば、生産総数に対する部品の予測を計算し必要な
部品を調達していたのです。

この時にとっても驚いたことがあります。

それは中途採用の私が入社一日目から正社員としての
フルベネフィットが付いたからです。

マテリアルアナリストとしての高い給料。
40日間の有給休暇、これはあくまでも余暇のためのもの。
病気になれば職場復帰するまでの給与支払いの確約。
健康保険は国民保険とプライベートの両方が存在し給与の高さに
よってどちらに行くか決定する。

92年5月に日本の富士ゼロックス社に正社員として中途採用された
時には1年目の有給は10日間。
ボーナスは92年冬の分からは丸々もらえた。

次にオランダで働く中で驚いたことは、短時間正社員が存在する
ことだった。

ある50代のオランダ人女性、ミミは午前中のみ働いていた。
総務関係の仕事でお給料は働いている時間に比例すると言っていた。

ミミいわく、私は午前中だけ働きたいの。
午後は家のことをして、夕方からは大好きなバレーボール
や家族で過ごすの。

日本で考えればパートのおばさんなのだけれど社員のベネフィット
で働いていた。

日本の大企業で働いてそんなことってありえないですよね?

アメリカでもありえない。

オランダでは税金が給与の約半分近くということもあって結構手厚い社会福祉がある国。

オランダ人はとってもよく働く。
私のオフィスでは殆どの人が朝8時〜夕方5時まで働いていた。
お昼休みも30分程度。
ただご飯を食べて終わり。
そして5時になると平社員から取締役まで一斉に自宅へと帰る。

こんなオランダでの生活が体に馴染み、1995年年末結婚のため日本に帰国した私を待ち受けていたのは。。。

馬鹿馬鹿しいことばかりだった。

理不尽な給与体系。
出来る人が仕事をすればいいという考えの組織体。
結婚した女性を再雇用してあげるのだからという傲慢な態度。

だからより専門的な仕事を探さなければならなかった。
工業系の社内通訳者、研修通訳者、異文化コンサルタントなど
働きながら通訳養成校にも通った。

日本の閉ざされた社会に絶望し「うつ病」にもなった。

2001年には夫の駐在でシリコンバレーに移りすばらしい仲間にも
出会え、イングリッシュビタミンが誕生した。

オランダ生活から約15年。
日本、世界は未曾有の経済危機のうずのなかにいる。

アメリカでは10%近くの失業率。

日本でも5.7%。

オランダは3%。



私はこの三国に暮らし学び働いて来た。
今思うとこれらの三国の良い所ばかり思い出される。

人間にやさしい対策をとってきたオランダ、夢を現実化させる
エネルギーに満ちているシリコンバレー環境、世界中の良いところを全て学びそれを鳩山政権の手で日本に持ち込んで欲しい。




posted by EV staff at 00:18| Comment(0) | From Tokyo
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