2008年12月25日

都内某理科系大学、クラスの名前は「心理学2」クラス参加

みなさん、こんにちは!

大学生の皆さんは、すでにお休みに入っていますよね。

ここ数ヶ月アメリカ(特にUCLA, UCI, UCSBやスタンフォード大)と日本の大学(九州大学、熊本大学、東京大学、東京電機大学など)からたくさんアクセスを頂いています。

ありがとうございます!!

さて、今日のブログは長いですのでサブタイトルをつけました。
ですので好きなときに読み名をして下さい。


シリコンバレーで出合った友人である矢吹先生の授業に先週参加させて頂きました。

都内某理科系大学

クラスの名前は「心理学2」 講師:矢吹理恵博士



彼女の授業は一言で言えば大変楽しかった! その理由は生徒さんが席について先生の話を聞くレクチャスタイルではなく心の栄養、そして学問である心理学をグループアクティビティとして教えてくれたからです。

この授業では以下の3つの「非言語的コミュニケーション」を体を使い学びました。


1. Body Bubble「パーソナルスペースつまり人との距離感」
2. Body fall back「同じグループの仲間を信じて後ろに力を抜いて倒れる」
3. Body fall trust「同じグループの仲間を信じ体の力を抜いてあらゆる角度に倒れる」



ここでは1のBody Bubbleをご紹介をします。



1.Body Bubble「パーソナルスペース:人との快適な距離感を計るエクササイズ」



· 6人の大学1年生と私
· 快適・不快感の境界線
· 親近感



〜グループアクテビティ〜

人(見知らぬ人、会社の同僚、電車の中など)と接するときに私たちは皆それぞれ快適なパーソナルスペース(私の空間)があります。自分の身体を取り巻く空間のことです。 他人が自分に向かって歩いてきたり、近づいてきたときに
どのくらい近づいてくると不快感を感じるかという境界線をこのBody Bubbleアクティビティを通して計測し体感しました。

1つのグループは約6人〜7人の学生さんで構成されました。全体の生徒数はきっと40人前後だったと思います。

私のグループは私を含めて7人の参加者でした。みなさん好青年でした。


photo.jpg.rie students1.jpg

(とっても親切だったみなさん!ちなみにS君は右から三番目のかたです!)

グループ内総当たり戦で境界線を計ってみました。

誰が一番に来るか。さすが日本、じゃんけんぽ、で決めました。
アメリカなら自然に誰かが私からはじめるわ!という人が多いので自薦でスタートしたりするのにと思いながらグループの仲間と一緒にじゃんけんをはじめました。

「相手の目を確りみて、4mくらい離れたところから歩いてくる相手をじっとみること!」

という指示が先生からありました。 

結論から言うと、私の場合はSさん以外の5名は結構遠い距離で平均2mとか考えてみるととても遠い距離で「止まって下さい!」と両手でストップサインまで出してしまいました。

ちなみにSさんは1.3mくらいまで大丈夫でした。:)

どうしてSさんだけ大丈夫なんだろう? それはなぜか親近感がもてたから。

きっと以前勤めていた技術系の会社に多いタイプの顔立をしているとか、とてもおっとりしているタイプの人だったからだと思うのです。

そう、キーワードは親近感。 日米欧で働いてきたけどやっぱり相手に親近感を持ってもらうことはグローバルビジネスの中で大切なこと、とアクティビティ中に1人で考えている自分がいました。


異文化体験:シャイな日本人のわたし

· 時、場所、交わる相手によって変わる自分
· シャイな日本人のわたし
· クラスメートの絆



そしてこの日は異文化的にも大変楽しい体験をしました。

私は日本で生まれ育ちましたがここ20年の間13年間を海外(アメリカとヨーロッパ)で暮し今年4月からは日本に生活の基盤をおいています。

ですので私の中には日本人モードとアメリカ人モードが存在します。

今回このアクティビティの中では両国のモードが出てきました。

分かりやすく言うと、言語やアイコンタクトでは日本、パーソナルスペースではアメリカと日本(日本で生まれ育った田舎の家が大きい)が私の中から現れました。

私は話している相手や言語によって(英語か日本語により)文化モードが変わります。

このクラスは日本文化の中、日本語で行なわれていたので自然と文化モードも日本になっていたため「相手の目を確り見る」という行動には抵抗感がかなりありました。
大学のクラスルームという安全な場所で行なわれた測定なのですが大変緊張しました。

また、日本人モードだと見知らぬ人にあった時にはとてもシャイになる自分がいることも発見しました。(でもこれは女性、男性、そして人間ならば国籍はとわずだれでも見知らぬ人に凝視されると逃げると思います。)

私以外の生徒さんは案外平気でアイコンタクトをしていて、これにはびっくりしました!

きっと同じ学校の生徒さんだという安心感もあるのだと思います。


人が求める個人空間について


· 育った環境
· 現在生活している環境
· 人間としての普遍的な環境



パーソナルスペースについては私は人より広さを求める人なのだと思います。
日本の実家が広くそこで育った環境がいまだに私の中に強く生きています。

またアメリカ生活が長い私の中にはアメリカの衣食住の文化も生きています。

基本的にアメリカ人は、個人主義であり、プライバシーとか資本主義とかが原点にあるのでパーソナルスペースは大きく保ちたいと思うことが一般です。

しかし最近は人口が3億を超えたこともあり(20年前は2億5千万)大都市部の一人当たりが暮せる広さが狭くなっています。シリコンバレーでもここ10年間に立ったアパートの広さは30年前に立ったアパートの広さでは大分違います。

また、以前ニューヨーク滞在中に学んだことですが同じアメリカ人でもニューヨークのマンハッタン(超大都市)へ混雑している電車を乗り継ぎ通勤している人たちはやはり他人とのコンタクトを避ける人が多いそうです。(問題を起こしたくないし、自分の空間をつくりたいし、そっとしておいてほしいしなどの理由で) 

新聞や本を他人と自分の間においてそれで相手と自分の間に仕切りを立てているそうです。 東京に向かう人達と同じ気持ちなのですね。


大切な心の栄養・心理学



· 無数に存在する心の構成要素
· 快適なパーソナルスペース
· 1人1人の気持ちを理解する大切さ



こう考えると「非言語的コミュニケーション」と「言語的コミュニケーション」の両方にはたくさんの構成部品みたいものがあって人間は皆一人一人違う。

言語、習慣、文化、価値観、性別、職場、家庭環境など一人一人が違い、ひとまとめに処理できないものが無数に合ってとても楽しい。

そういった意味でもこのパーソナルスペースを測定するというこのアクティビティは学生にとって大変有意義なエクササイズだと心から思いました。

その理由は人にとって必要で快適なパーソナルスペースを無視すると大変損をするということです。

以前、ニューヨークタイムスの記事でこんな記事を読んだことがあります。「不意にお客さまの後ろ側を歩いて、お客さまのパーソナルスペースを侵すと買物をしようとしていた人まで気分を害し買物をしなくなる」。

レストラン、デパート、大学、それぞれの目的に合った空間を作り出すことが大切でありこのようなアプローチをしなければ人に優しいサービスは提供できずビジネスは失敗するとの記事でした。

理系の学生さんの中には将来それぞれ数学の先生になるかた、理系でも営業で頑張るかた、技術系の企業に入りエンジニアになるかた、将来の職業は様々だと思いますが人の気持ちを感じ取るという一番大切な学問がこのクラスにはあった!と思いました。


例えば、私は日本のデパートでの接客対応にものすごく抵抗があります。その理由はパーソナルスペースを侵されたという気持ちになるからです。

化粧品を購入する際にアメリカでは挨拶程度であまりベタベタされません。しかし日本では(C社)セールスの人があまりにも新しい商品とか紹介させて下さい、お名前をお伺いしておりますか、お客様のお肌は〜とか興味がないと言っているのにとても煩い。

私的には空間=環境でパーソナルバブルの意味の中には回りの取り巻く環境も含まれていると私は思います。例えば、上記のC社の例のように耳に入れたくないことを煩く言ったり、電車に乗っているときに私のとなりに立った人がたまたまお風呂に何日も入っていないようで臭くそれが私の耳や目にきて気分が悪くなるとか。

パーソナルスペースってとっても幅が広い感じがします!

みなさんはどう思いますか?


080616-oak4mosa1.jpg
Photo:Yuki Hashimoto

(今年の6月にシリコンバレーにて、現地の友人と日本からの大学院生とシリコンバレーを回りました。興味のあるかたはこちらを!) http://www.mosa.gr.jp/?p=1919



日米のクラスルーム



· 従順な日本人生徒
· なぜからはじまるアメリカ人生徒
· 日本人学生と意見交換



最後に私が感じた日米のクラスルームの違いを以下に少し述べたいと思います。

感心したのは生徒さんたちがとてもよく先生の話を聞いていたこと。そしてお互いに協力をしてとても手際よくパアパットと測定が終了したこと。

やはり同じ言語・文化・教育で育ってきたので通じやすいのだと実感しました。

皆さんとても純粋で礼儀正しいかった。 見ていて美しいの一言でした!

しかし、これを反面すると文化の違う人々と交わった時(友達関係、仕事関係など)日本人同時で取れるこの行動レベルに達するにはどのくらいの時間が掛かるのだろうとか、と思わざるにいられませんでした。

正直、日本人は言われたこと、つまり指示をされたことは質問や疑問をあまり問わず投げかけず動く習性があります。しかし、アメリカ人の考え方は常に「なぜその行動が必要なのか」「私にとってどんな利益があるのかと」まず考えます。

ですから英語力もそうですが日本人がアメリカに来るとなかなか上手にものごとを説明する習慣がないので困り果てるのです。


そういった雰囲気はこのクラスにはあまりなく、日本独特のおっとりした文化がありました。(日本文化モードだと安らぎが感じられていいのですけれど)

全体的に競争心というものがあまり見えずやはりアメリカ人とは大分違うような感じがしました。先にも述べましたが、測定の順番を「じゃんけん」で決めるというのも大分日本的でした。

アメリカではイニチャティブを取ることが大切で高校を卒業するころには学生は1人の大人として大学に来ますしその辺も少し違った感じがしました。

また、私が学んだイリノイ州とカルフォルニア州の大学、特にカルフォルニア州では見知らぬ人と目が合うと「Hi!」と笑顔で挨拶する習慣があり、このようなオープンでフレンドリーな習慣がある地盤のクラスルームで共に学んでいる学生同士が同じ測定をしたら大分違う結果が出たのではとも思いました。

意見交換が盛んな文化なので測定結果から割り出されたお互いの距離について自然に話が出て盛り上がりをみせるのではとと感じました。



今後の世界と日本の大学生

これからの若者は人生の中で何度か転職をすることになります。
インターネットが登場して急速に世界の距離感がなくなりました。場所とか物理的な空間とかの制限がなくなってきました。


日本の若者がどうしたら楽しく、幸せに暮せるか(もちろん努力もするのだ!)考えてみたいと思います。

そのカギは人生の時間のような気がします。

それはどんな時代でも変わらぬ普遍的なもの「時間」なのだと思います。

勉強する時間、友達や家族と過ごす時間、遊ぶ時間、お掃除する時間、本を読む時間、ぼ〜とする時間などなど。。。

この冬休みに実家で過ごすお正月休みで美味しい御節を食べたり初詣に行ったりしながら大好きな日本のお正月の中でなにかこの私にとって楽しくて日本の大学生のが喜んでくれること、そして今自分が大学生特にシャイな理系の学生に貢献できること考えてみます〜

みなさんも何か良いヒントがありましたら教えて下さい!


みなさん〜最後までお付き合いありがとうございました!!
posted by EV staff at 17:01| Comment(0) | TrackBack(0) | From Tokyo
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