2008年08月09日

頑張れアメリカ!-Unhappy America(The Economistの記事から)

こんにちは!みなさん、イングリッシュビタミンのルリ子です。
毎日蒸し暑い日が続きますがみなさんお元気ですか?

元気?といえば今朝近所の本屋さんに行ったらある雑誌のカバーが目に飛び込んできた。 そこにはニューヨークにある自由の女神がトーチを下ろし右手をあごにつけ「参ったな」とも言わんばかりの絵があった。 それはUnhappy Americaと題された The Economistのカバー。


3008LD1.the economist unhappy america.jpg
「え〜」と思った私はすぐに立ち読みを開始した。小腹がすいていたので大好きな「ときわ団子」を食べに行こうと思ったその矢先だった。お腹はすいたけど「自由の女神」のやる気のない途方にくれた後ろ姿が気になり団子よりエコノミストを手に取った。

15ページにその記事があった。

Unhappy America
If America can learn from its problems, instead of blaming others, it will come back stronger.
 
http://www.economist.com/opinion/displaystory.cfm?story_id=11791539

そしてこの記事を書いた人はアメリカに本来のアメリカンスピリットが戻ってくることを願っている!私も願っている!

みなさんはアメリカの将来はどうなると思いますか?

さてこの記事は大きく分けて以下の三部構成になっています。

1. 元気のないアメリカとその国内事情
2. 元気のないアメリカとその原因(スーパーパワーじゃないアメリカ。イラク、アフガニスタンとの関連)
3. 反省が必要なアメリカと元気のあるアジア(特に中国インド)との関係

<元気のないアメリカとその国内背景>

記事を読み進めてみると自信をなくしたアメリカの姿が描かれていた。10人のうち8人のアメリカ人は今アメリカは間違った方向に進んでいると答えている。

私の意見: きっと多側面(経済、教育、医療)からの不満が吹き出ているからなのでしょう。

今のアメリカはサブプライム問題から派生した問題が山住で銀行が相次いで倒産し、ヨーロに対するドル安もあればガソリンの高騰あり。リセッション(景気後退)とインフレの両方に見回れその上にアメリカンビールの代名詞ともいわれる「バドワイザー」(アンハイザー・ブッシュ社)はベルギーの会社に買収された。アメリカ人消費者の心を乱している。

そして多くのアメリカ人は2002年〜2006年に存在したバブルの恩恵を受けていないと感じているそう。国民の99%が実質年1%の経済成長だったのに対しトップ1%の富裕層は11%の成長があったと書かれている。

こんな現状に多くのアメリカ人は自由貿易に反対し、移民の国であるにもかかわらず移民嫌いになり移民をシャットアウトするセンチメントがある。そして移民についていえばそれは事実。(私の意見:これは将来アメリカに大きな打撃を与えるはず。シリコンバレーでもこれは話題で優秀なエンジニアがバレーに残りたいにも関わらず大学院を卒業後H1ビザが取れなく条件の良いカナダやイギリスに行くことにもなっている。)

<元気のないアメリカとその原因(もうスーパーパワーじゃないアメリカ。EU,ロシア、イラク、アフガニスタンとの関連など)>

多くの犠牲者を出しているイラク戦争、各国が納得できるようなこの戦争の終わりを模索している。アフガニスタン問題も思うようにいかない。アメリカが主張する「正義と自由」はグアンタナモやアブグレイブの収容所での捕虜の扱いはこの主張とはかけ離れ過ぎていてジュネーブ条約(捕虜の取り扱いや国際人道法などを定めている条約)をアメリカが無視していることを露呈した。

私の意見: イラク人の捕虜を痛めつけて辱めている写真は衝撃的なものでした。戦争というのは人を狂った動物にしてしますものです。戦争が始まるのはいつも一部の国の上層部。日本は永久平和を貫く姿勢を崩してはいけないのです。

以前とは違い世界のパワーは多極化された。 もうヨーロッパ人はアメリカをスーパーパワーだとは思っていない。フランス人は新保守主義的なアメリカ人の考えよりアラブ諸国の人々のことを理解する方が簡単と言っている。 アラブ諸国と同じ勢いで成長を続けるロシアに至っては堂々とアメリカ政府(この苦境を乗り越えるには開かれた市場と規制撤廃により貿易の自由化が大切と主張している)のことをあざけ笑っている。 アメリカは中国の経済成長にも脅えている。


<反省が必要なアメリカと元気のあるアジア(特に中国インド)との関係>

アメリカにとって修正するべきことは明確。

緩すぎた金融を引き締めること。そしてアメリカ全土で心配される教育と医療分野の向上。組織化されすぎた教師の労働組合は世界から全貌のまなざしで見られているアメリカの大学を見習い教師の競争力を付けることが大切。世界一高額なアメリカの医療。しかしこの医療界でも多くの医療ミスがあり改善が必要。

数多くある海外問題ではイラク戦争関連の問題解決がある(民主党も共和党の時期大統領候補もグアンタナモやアブグレイブの収容所は閉鎖すると言っている)。ブッシュ大統領でさえ二期目終盤にはアメリカの一方的で強気な外交は無理と理解した。北朝鮮を悪の枢軸とただ非難するのではなく大統領自身がアジアの国の同盟国や非同盟国とまで強調して北朝鮮をなだめるために動いている。

アメリカが自分で招いた過ちを正しはじめていることは良いこと。しかし修正することはまだまだ沢山ある。それはアメリカ人の姿勢や考え方も含む。 落ち込んだアメリカ経済(アジア特に中国の経済成長)を心配するのではなく以下の2つの事実を把握する必要がある。中国が今のままの経済成長をしても中国のGNPがアメリカに追いつくまでは25年もかかる。

アジア経済の成長は続くしかしこれを問題だと考えるのはアメリカらしくない考え方である。中国やインドが成長を続ければ彼らはさらにアメリカ商品を買う。そして彼らの経済が成長しているのはアメリカのビジネス手法を取り入れたから。したがって彼らのこの成功を喜ぶべきだし(アメリカ手法、つまり開かれた市場が使えるという証だから)これを驚異ととらえてはいけない。


しかし残念なことに多くのアメリカ人は悲観的でそうは思っていない。それどころか中国やインドはアメリカ人の仕事を奪っていると感じている。


最後のパラグラフにはこの著者はこう言っています。 私も同感です。

Everybody goes through bad times. Some learn from the problems they have caused themselves, and come back stronger. Some blame others, lash out and damage themselves further. America has had the wisdom to take the first course many times before. Let’s hope it does so again.


<私の意見>
アメリカは必ず再生する。これが私の意見。それどころか今より良い国になるはず。

その心は経済競争力に加え人の気持ちを大切にするという人間的な優しさがアメリカの若いエリート層にはあるから。少なくともシリコンバレーには溢れている。

人種ではなく個人の力で勝負する。好きな学問に出会い仕事を見つけ努力を重ね職業的な競争力を付け豊かな人間性を持つ人たちがシリコンバレーにはたくさんいる。

21世紀は日本もアメリカも卓越したプロフェッショナルのみが生き残れる時代。

ソフトウエアエンジニアでもただのプログラマーではなく発明の才を持ったアーキテクトの力が必要だし、アーキテクト自身が愛される性格を持ち顧客に好かれるようでなくてはいけなし対しデザインの説明が出来ないといけない。だってアーキテクト以外の仕事はインドや中国に行くのだから。


私が20年前にアメリカに留学した時は街にホームレスが溢れていた。

ホームレスなど当時の日本には存在しなかった(少なくとも当時の埼玉や東京の大都市には)ので大変な国に来てしまった、と率直に感じた。 そんな光景をみてアメリカはもう終わりだと思った。

でも90年代になると当時通っていた南カルフォルニアのコミュニティカレッジにはアップル社のマックが図書館にずらっと並んだ。あの可愛いリンゴのロゴの付いたデスクトップマック。
なんか元気にさせてくれる光景だった。


そしてクリントン政権の誕生! アルゴア副大統領が情報スーパーハイウェイ構想を提案し遂行した。 そしてシリコンバレーが開花した。


この記事を読んでいて面白いと思ったのはアメリカ全体が感じている中国に対する気持ちが実はアメリカ国内でも起こっているということ。私が五年間(2001〜2006)住んだクパチーノには多くのインド人や中国人の移民が住んでいる。彼らは英語を覚え学業で優秀な成績を納めスタンフォードやUCバークレイのような名門校に入る。そして高収入の仕事を探し不動産投資などをする。

シリコンバレーブーム以前からクパチーノにはたくさんの白人達が住んでいた。彼らとアジア系移民は同じ場所に住み同じ学校に行き同じ法律の下暮らしてきた。

こんな状況が今世界的に起こっている感じがする。
しかし、必ずアメリカは復活する!

私はアメリカの底力を五感で体験してきた。

そして全世界から羨望のまなざしで見つめられる日が必ず来る!!

がんばれアメリカ!

posted by EV staff at 01:42| Comment(1) | TrackBack(0) | From Tokyo
この記事へのコメント
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