現在今週金曜日に行われる渡米前研修の準備中。この研修は来月6月9日からの1週間サンフランシスコで行われるWWDC(米アップル社によるデヴェロッパー向けの祭典でWWDC=World Wide Developers Conference)に出席する学生の向けのもの。
ここでは次の3点にフォーカスして事前の研修を行う予定です。
1. 効果的な自己紹介
2. スモールトーク
3. 効果的なネットワーク(人脈作りの対策)
効果的な自己紹介について
アメリカでは人と話す際には必ず目と目を見て話します。アメリカ人にとって目をみないということは何か後ろめたいことや嘘をついているように感じます。 効果的な自己紹介をするにあたり一番大切なのは相手の目を見ることです。 これは丸暗記した英語を話すよりも数段大切です。
しかし日本の文化では目と目は合わせません。 一歩引くことや物事を真正面からではなく少しずらしてコミュニケーションを取る慣習がありこれをよしとします。 握手もアメリカ文化では普通ですが日本人は初対面の人に対してはお辞儀です。
スモールトークについて
スモールトークいわゆる世間話ですがアメリカ人特にカルフォルニア人は見ず知らずの他人とも普通に友達のように話します。 スーパーや空港やレストラン場所がどこであろうと何かあると話し出すのがカルフォルニア人です。(もちろんお葬式や大学のクラス初日など話にくい環境では黙っていますが。)これはカルフォルニアがアメリカ国内でも特に移民文化が浸透している地域でありオープンかつフレンドリでいることはよしとされる文化が根付いているからです。
それに対し日本人が見知らぬ人と話すという慣習はありません。 アメリカで約4年の留学生活を終え1992年に富士ゼロックス社に入社した際に私が逆カルチャーショックを強く受けた2つの出来事がありますが1つめは「人の目を避ける」という習慣でした。2つ目は「食堂では男子は男子女子は女子に別れた食事をしていた」ことでした。
私が住んだ2つの外国アメリカとオランダではこのように性別で分かれて食事をする文化はありませんし当時の私は誰も微笑んでくれないのでとても不安な気持ちになったことを覚えています。これは長く住んでいたカルフォルニア州では目が合えば必ず殆どの人は「笑顔」でハ〜イ!と言ってくれたからです。 文化の差はこんなにあるのです。
スモールトークの対策はまずは相手に話しかけられても驚かず相手の目をみて話を聞くことです。そして笑顔を忘れないで下さい!
もし相手の言っていることがわからなければ、I didn’t get that. Could you repeat it for me? と言えばいいのです。
効果的なネットワーク(人脈作りの対策)
人脈作りもそうです。
シリコンバレーと日本の一番の差はここです。シリコンバレーでは個人単位で人脈を築きます。日本では組織や会社単位で自分をアピールします。この差はとても大きく切ないくらいに違います。 個人ベースで生きているシリコンバレーの住民にとってネットワーク作りは何よりも重要です。 そのため社交能力はとても大切です。
もちろんアメリカ人でさえ多くの人が人脈作りを苦手としています。しかしある程度環境が整えば(例えば相手から話してくれたとか、友達から紹介されて話し出すとか、会社のパーティで席が隣とか同じプロジェクトで働いたとか)があればアメリカ人は社交する力を持っています。話していけないトピックス(政治と宗教、お金や年令)も理解していますし。 シャイな人でも自分の能力を上手くプレゼンする力はあります。
効果的なネットワーク(人脈作りの対策)は
対策はアクションプラン(実行計画)を作ることです!
この辺は日本人学習者も知識情報ベースとして学べばいいので大丈夫ですが生まれてからず〜っと日本人なので頭では分かっていても気持ちや体がついていかずなかなか、ましては英語でスモールトークなんて難しいものなのです。(スモールトークから人脈作りははじまるし)
この20年間日本人と外国人の中で生きてきて日本人は本当に英語や白人が苦手なのだなと感じています。 それは日本には日本人しか(もちろん在日の方はいますが同じアジア人で見た目にはあまり変わりありません。)いないのですから身近に感じないからだと思います。 やはり東京でもシリコンバレーの環境作りをすることが先決なのでしょう。
もちろん人によりますが日本人の人口の90%はこの「苦手」の中に入ると思います。 例えば数年前に夫の会社(駐在先のアメリカの会社)の社内報酬旅行でハワイに1週間滞在しました。 これはその年に社長賞を授与された社員とその家族を会社が招いたものです。 滞在期間中4回くらいパーティが会ったのですが日本人はみなイギリス人やアメリカ人社員やその家族の側には座ろうともしません。彼らはみな日本人同士で話すか他のアジア人の人達と話していました。 彼らはみな10年近くもアメリカに駐在している人達なのです。 どちらがいいとか悪いとかの話ではないのですがやはり日本で生まれ大人まで育った時間というのは重いと感じた瞬間でした。
このブログで」私が述べていることは時としてネガティブに聞こえるかもしれませんが私は悩んでいるのです。 どうすれば日本人がその気になって英語を話し世界中に日本の良さや優れた商品をもっと紹介してくれるのかを。
きっと皆さん英語に嫌気がさしているのですね。 完璧なかたちを理想とする日本文化にはなかなか外国語の習得は適用しないのでしょう。 英語を上達させるには歯医者が毎日患者を診察するように体での経験が必要なのです。しかしこの日本ではなかなか面と向かって練習することは難しいものです。 オンラインがあるじゃないか!と言われる人もいますが日本人は自分から分からないものには手をださないし。
なんども繰り返しますがアメリカ人が聞きたいのは完璧な英語ではなく話の流れや展開です。彼らは細かな間違いなど気にもしません。それよりも次の話の展開を聞きたくて仕方がありません。 う〜ん、またまた文化の差だ〜〜
来週は具体的にどのようにして上記の3つのスキルを事前研修で身につけてもらったかを少しずつ紹介しますね!
2008年05月28日
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