2008年08月14日

日本文化に悩むアメリカ人

みなさん、こんにちは!ルリ子です。

7年ぶりの日本のお盆を過ごしています。
今朝、とても可愛がって(特に小学校にあがるまで)もらった
おじいちゃんにお線香を上げて手を合わせてきました。

みなさんはどうお過ごしですか?


一昨日、新大久保(東京)にある「カイ日本語スクール」の山本校長と大山さん(スタッフ)話をする機会がありました。

カイ日本語学校は名の通り日本語を教えている学校。そして卒業生達の中には日本に残り日本企業で働く人も多い。

昨日は日本の外資系企業で働く悩めるアメリカ人の話になりました。

以下、私たちの会話から抜粋**


日本人特有の「謙る」っていうコンセプトが分からないの。いくら説明しても。(山本氏)

そうね、アメリカ人がビジネステーブルに付くとき相手を尊重するという意味でよくお互いにリスペクトするという概念はあるし謙遜するという言葉自体はもちろん存在するけど。あの日本人独特の「謙る」という感覚は難しいと思う。

「謙る」が謙遜するの「謙」から来ていて日本では出来る人でも頭を下げることによってより出来る人だと思われるのよ。だからあなたもそう評価されたいと思ったらがんばって!と説明するといいと思うけど。(ルリ子)

これって言葉で説明しても異文化の中で屈辱的な経験や圧倒的でダイナミックで強烈な経験を体で体験しないと難しいわよね。日本人は生まれてから何十年も日本人をしているからこの「謙る」が分かるのよね。(山本氏)

実際のグローバルビジネスになると日本語や英語の微妙なニュアンスやボディランゲージって相手に威圧感を与える。それって結構大きい。事実24年間日本で育った私がアメリカに留学した際に銀行で口座を開けようとしたときに窓口の人がアプリケーションフォームをポイと投げたときにはかなりショックだったわ。(ルリ子)

こんな感じの会話をした。


© Wikipedia
blog.jpg
育った国や文化が違う中で仕事をしたり生活したりするのは
大変。それはそれぞれの国で「会話の社会ルールや文化が違う」から。



この悩めるアメリカ人もアメリカのアカデミックエリート(超超高学歴)で上級日本語も出来る。だから余計イライラするのかも。 今まで挫折感を味わったことのない人って新しい文化になじむのは難しい。ここで真の異文化間でのビジネスを成功させることの出来る人って「違う文化の相手の気持ち」になれる人。そして「良い面だけを見ることの出来る人」。

同じような日本人にたくさんアメリカで会った。 みんな英語エリートでTOEIC満点とか高得点の人がアメリカに来て実際に英語を話すのだけれど全く通じない。そして回りの人に当たり散らす。

言葉とその言葉を話す文化を深くまなぶことは切り離せない。だから学ぶ言語の社会文化である社交スキル(能力)をつけない限りその言葉を使えるようにはならない。

日本でも英語、英語、英語、とばかり騒がないでグローバル時代のコミュニケーションには以下の2つが必要だということを認識して欲しい。

グローバルコミュニケーション
1. 基礎英語力(文法、英語の音の流れ、読み、書き、聞いて、話す)
2. 英語を話す文化を学びそして社会的ルールをマスターする
3.英語の微妙なニュアンスまで理解できるようにする。これははじめからは出来ないのでまず1と2を学びながら修業を進めるしかない。その時分からないところをそのままにしないように心がける。


この3つのうち技術的には2の方が学ぶことは1や3よりも簡単。この3つをマスターするためには以下のようなダイナミックなプロセスを経験する必要がある。

@自分の文化から離脱してA新しい社会文化や言語の洗礼をうけ修業だと思い身を投げ打ち込むことの出来る人のみBの自分の文化に帰郷し2つの文化と言語を操れるのだ。

この3つのプロセスを超えられる人はグローバル時代に
自国と他国の中に入り「複雑なコミュニケーション」をうまく
橋渡しすることが可能となり重宝されるはず。

「複雑なコミュニケーション」とは
相手国や相手の企業の文化を深く理解し相手が納得するような説明が出来る人。そして自分の手元にある情報をいかに解釈しそれを活かせるかが鍵となるはず。

はじめに話したアメリか人君にはまずは「謙る」を乗り越えて
欲しい。心から応援している。
posted by EV staff at 23:29| Comment(2) | TrackBack(0) | From Tokyo
Powered by さくらのブログ